弊社では創業時より県内外数多くの文化財の建造物に対して消防設備の設計及び施工を行ってきました。
重要文化財に建造物が認定されると文化財保護法により消防設備の設置が義務付けられます。
文化財の消防設備は消防法と文化財保護法どちらも満たすように設置をする必要があり、文化庁、文化財建造物保存技術協会の指針によってシステム構築を行います。
また、建物が文化財のため建物自体に極力傷を付けない、景観を阻害しないよう目立たない施工をします。宮大工と呼ばれる方々がいるように通常の消防設備工事と違い施工方法や難易度も大きく変わります。
自動火災報知設備では目立たない空気管式の感知器等使用し、文化財を保護しつつ文化財の内部はもちろん軒下や床下など屋外も警戒しており、非常ベルだけでなく屋外のサイレンなどで近隣に火事を知らせます。
近年では警備システムや炎感知器などを使用し放火のリスクにも対応したり、火災通報装置を自動火災報知設備と連動させ、感知器が作動した際に自動的に消防署へ通報をするシステムで官民一体となって文化財を守るシステムを採用した実績があります。
消火設備は放水銃などの延焼を防ぐ設備と消火栓の併用、近年では易操作性1号消火栓などを用いて一人でも消火できるシステムとなっております。 また避雷針設備を設置するなど雷による火災のリスクにも対応しています。
弊社にとっても文化財の仕事には特別な思いがあります。研修旅行で各地の文化財を見てどういう仕事をしてあるか見たりしますが、同じようにプロから見られても恥ずかしくない仕事をし、消防設備のプロフェッショナルとしてより良いシステムをご提案出来るように今後も精進して参ります。
文化財施工事例一覧
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